地域創成研究センター(地域政策部門)の取り組み

担当:和田寿博教授

 地域創成研究センター・法文学部
 「産学官連携による観光サービス産業の経営管理を担う人材育成事業」
 *経済産業省「平成27年度産学連携サービス経営人材育成事業」に採択

【概要】
 松山市は四国を代表する道後温泉観光地域を有し、観光サービス産業が地域の基幹産業であり、観光産業を核として商業・飲食・運輸・レジャー産業等の多様なサービス産業が集積している。 年間約600万人の観光客が訪れているが、中心商店街まで回遊していない。また、観光客を県内各地に誘客する仕組が未確立であり、経済的効果が地域全体に及んでいない。

  • ① 学生・社会人と観光サービス産業関係者に観光サービス産業の理解を促す
  • ② 観光資源発掘による着地型観光商品開発観光サービス産業と観光中核都市(松山市)のネットワークを構築できる人材育成でサービス生産性を向上!


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Ⅰ.今年度の取組状況
    (1)産学官連携コンソーシアムの質量の発展
    • ① 経産省よりサービス政策を学び本事業を検討
    • ② 愛媛大学と産官学連携観光産業振興協議会(注1)、県内のグリーンツーリズム・民泊業者との連携
    •   (注1) 2004年発足、道後温泉旅館協同組合等34団体7人加入、以下協議会
    • ③ 愛媛県内外の観光サービス産業と協力体制を構築
    (2)人材育成の4つの課題
    • ① 観光サービス産業理解
    •  学生等約150人が受講 、講師はコンソーシアム会員等
    • ② 観光サービス産業高度職業人材育成「試行講座」
    •  学生・社会人等約20人が受講 講師はコンソーシアム会員等
    • ③ 観光サービス産業高度職業人企画立案能力育成
    •  教科書や人材育成プログラムを開発  産学官関係者が出席 講師はコンソーシアム会員等
    • ④ 観光サービス産業の生産性向上をめざして
    •  内子町観光アプリ実証実験と提言  観光業のホスピタリティ向上とIT化・機械化の調査

Ⅱ.今年度の成果
    (1)産学官連携コンソーシアムの質量の発展
       県外の旅館業、旅行代理店団体、情報産業、他大学教職員、行政職員、海外の大学とのかかわりを広げる
    (2)人材育成の4つの課題
    • ① 人材育成「試行講座」を12名が修了
    • ② 人材育成教育課程の開発及び教科書を作成③観光業の社員の確保と育成、ホスピタリティ向上とIT化・機械化、観光商品の開発と集客の課題を把握

Ⅲ.PR点
    (1)産学官連携コンソーシアムの質量の発展
    (2)大学の授業と本事業による講習を組み合わせた教育の実施
    (3)観光業のサービス生産性向上の課題の把握
    (4)国内・海外(台湾)インターンシップの条件整備
    (5)オンライン講座やメディアを介した情報の受発信

Ⅳ.取り組みの紹介
    総括と謝辞
    (1)本事業に参加し、特に「試行講座」を修了した受講生はおおむね満足していることから事業実施に確信を得た。次年度も価値ある事業を実施したい。
    (2)本事業には愛媛の観光サービスを担ってきた協議会など多様な経営者・関係者、関係方面の協力を得た。感謝の意を記したい。

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コンソーシアム懇談会 試行講座(全6回補講3回)
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内子町観光アプリ実証実験 県内交流会
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試行講座シンポジウム

    平成27年度産学官連携観光サービス経営人材育成試行講座 観光イブニングセミナー
    第1回 10月14日(水)
     講師:伊藤豊氏(中小企業基盤整備機構四国本部松山オフィス)
     テーマ:地域観光産業の活性化と人材育成
    第2回 11月25日(水) 16:20~17:50
     講師:一色昭造氏(石崎汽船株式会社社長)
     テーマ: 地域観光と瀬戸内の交通
    第3回 12月2日(水) 16:20~17:50
     講師:宮内雅史氏(いよぎん地域経済研究センター主任研究員)
     テーマ:道後温泉観光の歴史と現状
    第4回 1月13日(水)16:20~17:50
     講師:宮崎光彦氏(道後温泉宝荘ホテル(株)社長)
     テーマ:道後旅館業とサービス経営
    第5回 1月20日(水)16:20~17:50
     講師:佐藤誠氏(熊本大学名誉教授/元北海道大学観光高等研究センター特任教授)
     テーマ:持続的なツーリズムと観光サービス
    第6回 1月27日(水)16:20~17:50
     講師:和田寿博氏(愛媛大学地域創成研究センター兼法文学部教授)
     テーマ:まとめ

    観光産業振興研究会
    第1回:10月28日(水) 16:30~18:00 
     報告者:河内広志氏(道後プリンスホテル社長) 「『朧月夜』の経営戦略」
    第2回:11月11日(水)  16:30~18:00
     報告者:森健次氏 「くし秀の地産地消とオーナー型経営」
    第3回:11月18日(水)  16:30~18:00
     報告者:小田美恵氏(松山市中島 民宿宝山亭)「離島民宿と地域活性化」
    第4回:11月 30日(月)13:30~16:00
     報告者:大倉忠司氏(鳥貴族社長) 「鳥貴族の全国展開と経営課題」
    第5回 12月 9日(水) 16:30~18:00
     報告者:奥村武久氏(大和屋会長) 「観光立国と地域観光政策」
    第6回 12月 16日(水)  16:30~18:00
     報告者:藤渕利通氏((有)内子ワイナリー社長) 「内子物産品の経営」

    教科書『「観光立国」と愛媛のツーリズム産業』(H28)の作成
    概 要
    序章
     日本政府の観光サービス産業政策展開の概要
    第1章~第4章
     「観光立国」政策による観光サービス産業の振興政策
    第5章~第10章
     グローバル化に対応した観光サービス産業の展開
    第11~第13章
     愛媛県各地の観光サービス産業
    第14章~第16章
     道後温泉と商店街の歴史的展開及びグローバル化に
     対応したホテル・旅館の創造的革新

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『愛媛新聞』
2015年12月16日 2016年1月8日

Ⅴ.今後の方向性
    (1)産学官連携コンソーシアムの質量の発展
    (2)大学の授業と本事業による講習を組み合わせた教育課程の実施 *下記参照
    (3)観光業のサービス生産性向上の課題の把握
    (4)国内・海外(台湾)インターンシップの条件整備
    (5)オンライン講座やメディアを介した情報の受発信