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センターの活動

54.失われたわが国古来の製鉄技術にいどむ!
福島における古代製鉄復元実験の予定(2012年9月20-22日)


 現在、『失われゆくたたら製鉄技術・銑押し法の復元的研究』(研究代表者:村上恭通)と題して、研究を進めています。 日本のたたら製鉄技術には、元来、渦,掘覆韻蕕し)と銑押し(ずくおし)の二種類があります。前者は大きな鋼の塊を直接造る技術で、現在、木原 明村下のような無形文化財とそのお弟子さんたちによってその技術が継承されています。 一方、後者は途絶えてしまったと言っても過言ではありません。
 私たちは、発掘によって銑鉄を生産したと確実視される遺跡から情報を集め、また木原村下のような伝統技術保持者と協業しながら、 古代の銑鉄生産炉を復元し、実際に操業しています。
 昨年度は、愛媛大学において、中国山地で流行した箱形炉で、見事銑鉄生産を成功させ、その技術的な特質が理解できました。 そして今年は、「日本古代銑生産研究会 in 福島」と称して、東日本において古代銑鉄生産を担ったと考えられる煙突形の製鉄炉(半地下式竪形炉)で、 銑鉄生産を復元したいと思います。今回も木原村下をはじめ、技術保持者や研究者が多数参加します。
 この実験は、製鉄技術研究という学術的目的で執り行いますが、毎回そうであるように、多くの皆様に参加して頂きたいと思います。 粘土をこねて炉を作ったり、木炭を切ったり、砂鉄を計ったり、そして鉄をかき出したり・・・・・・・。 また、簡単ながら、たたらに関するセミナーも開催します。質問もお受けします。
 ご希望の方は、9月20日、21日の準備段階、22日の操業に参加可能です。あらかじめ下記の連絡先(吉田氏)に連絡いただき、 作業のできる格好でおいで下さい。多少汚れますので、タオルが必要です。 なお、実験は個人の宅地内で行われます。駐車等で迷惑にならないよう、ご注意下さい。
 島根県奥出雲町で、福島製鉄実験のプレ実験を行ってきました。準備万端です。
実験会場: 福島市立子山字溜井下2−12 将平鍛刀場
問い合わせ:吉田秀亨 FAX: 024−522−0367
(文責:村上恭通)


炎を上げる竪形炉 溶岩のように流れる鉄滓
予備実験:炎を上げる竪形炉(島根・奥出雲町) 予備実験:溶岩のように流れる鉄滓

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